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Mの「手縫い」考 [つぶやき]

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ワタクシが「手縫い」の革小物を愛する理由。

ふだんヘヴィユースしている写真左のコインケース、

先日手に入れた写真右の長財布「Liz」(リポート記事はこちら)と同じく、

three2four』さんに4年前に作ってもらったものですが、

いずれにも共通しているのが「総手縫いである」ということ。

上のコインケースを初めて使わせてもらって以来、

ワタクシが「手縫い」の革小物にこだわるようになった理由を今回は告白します。


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何といっても『丈夫である』点が素晴らしい。

まず「糸」ですが、手縫いではミシンで使えないような強い糸を使用します。

色々種類がありますがそれぞれの特徴を総合的に判断し、

財布の構造や革の種類、デザイン等にマッチした糸を使用。

three2fourの長財布、コインケースはともに

ナイロンの細い繊維を束ねて1本の糸にしたシニュー糸を使っていますが、

麻の糸とは比べ物にならないほど強度が高いのが特徴。

またシニュー糸の場合は束ねられた繊維が一本ずつが切れていくため、

他の糸では考えられないほどの粘り強さがあるそう。

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次に「縫い」についてですが、

手縫いの場合はまず手作業で縫い穴を一つ一つ開けていき、

そして一本の糸の両端に針をつけ、それぞれの針を交差させて縫い上げていきます。

上糸と下糸を掛け合って縫うミシン縫いに対し、

手縫いの場合は糸が糸を押さえていくわけです。

(この技法はエルメスでも採用)

さらに手縫いは素材に最適なテンションで糸を引き締めながら一針一針縫っていくので、

糸が切れると一気にほつれてしまうミシン縫いと比べると非常にほつれにくく、

万が一どこか一箇所がほつれてもそれ以上はほつれず、

その部分を縫い直せばいいだけなので何年も何年も修理が可能なのです。

(その場合はthree2fourさんにお願いすればキチンと対応してくれます)


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もう一つ是非お伝えしたい特徴が『ステッチの美しさ』。

ミシン縫いでは表現できない独特の温かみがありながら、

整然と並ぶ美しく細かいステッチは工芸品や芸術品の域。

これを見られるだけでも手縫いの革小物を手に入れる価値があります。

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4年間ほぼ毎日のようにズボンの後ろポケットに入れて酷使した写真のコインケースは、

ウィスキーコードヴァンの面影が見当たらないくらい革の色味が変わっていますが、

縫製部分にはほつれや破綻がまったく見られず。

惚れ惚れするほど理想的なエイジングを見せてくれています。

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総手縫いの革小物は、

こしらえるのに手間がかかるだけにミシン縫いのそれより多少お値段が高くなりますが、

そのぶんご覧のようにいつまでも美しいエイジングを見せてくれますし、

頑丈なのでメンテナンスコストも抑制できる。

長い目で見ると非常にコストパフォーマンスが高いのもワタクシが愛する理由の一つです。


なおここでご紹介した私物の長財布とコインケースは

12月のイベント『ENLIGHTMENT in 恵比寿 vol.9』で見ていただくことが可能です。

もちろん新品を購入することも可能なので、

手縫いの魅力に触れたい方は是非足をお運びください。

three2fourの販売予定商品を知りたい方はこちらでチェック)


【ブツ欲NEWS&TOPICS】

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2017-11-21 12:00 

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